ちゃんと理解しようと思うと用語がややこしい。
- ダウンビート : 小節内の最初の拍 (指揮棒が下がるからダウン)
- 4/4拍子で1234と拍を数える場合1のみ
- アップビート: ダウンビートの前の拍 (指揮棒が上がるからアップ)
- 4/4拍子で1234と拍を数える場合4のみ
- オンビート: 強拍
- 4/4拍子で1234と拍を数える場合1と3。(4/4 の場合拍の強さは 1>3>2>4)
- オフビート: 弱拍
- 4/4拍子で1234と拍を数える場合2と4。(4/4 の場合拍の強さは 1>3>2>4)
- バックビート: オフビートにアクセントを置くシンコペーションのこと
- 「シンコペーション」は強拍の位置を本来の位置からずらすということ
- 4/4拍子で1234と拍を数える場合2と4。(4/4 のバックビートの場合拍の強さは 2>4>1>3)
- 裏拍・表拍
- この表現はかなりややこしく、おおまかに2つの意味があるように思う。なんか人によって言ってること違うな?という原因になっている
- 拍子の半分の後半のことを言っている場合: 1・2・3・4・ (ワンエン ツーエン スリーエン フォーエン) のエンの部分
- 何拍子だろうが取りかたは一緒で、3拍子なら1エン2エン3エン1エン2エン…になるだけ
- 裏拍=弱拍のことを言っている場合: ↑ で書いた弱拍と同じ意味
- 4拍子を2拍子の連結と考えると、2拍子の半分の裏=4拍子の弱拍となるという見方もできる (1エン2エン 1エン2エン = 1234 1234)
- 拍子の半分の後半のことを言っている場合: 1・2・3・4・ (ワンエン ツーエン スリーエン フォーエン) のエンの部分
- この表現はかなりややこしく、おおまかに2つの意味があるように思う。なんか人によって言ってること違うな?という原因になっている
たぶん実際はもっと適当に使われていると思う。英語の解説でも拍子の半分の後半のことを upbeat と言っていたりする。つまり
- ダウンビート = オンビート = 強迫 = 表拍
- 相対的に強いほうの拍
- 4拍子の1234での1、3でもあるし、各拍を分割した場合の前半(「1」「2」「3」「4」)も含まれる。
- アップビート = オフビート = 弱拍 = 裏拍
- 相対的に弱いほうの拍
- 4拍子の1234での2、4でもあるし、各拍を分割した場合の後半(「1と」「2と」「3と」「4と」の「と」の部分)も含まれる。
この場合の「拍」は拍子の「拍」とは関係ない。
スネアによるバックビートの強調
スネアがオフビートで鳴っている場合 (=オフビートにアクセントがある)、バックビートで演奏されているため、ギターストロークも2>4>1>3 の強さになる。
ギターのいわゆるシンコペーションってなんなの
ギターで4/4拍子8ビートを演奏する場合、1回のストロークが1拍になる。バックビートで演奏されるので、以下のようなアクセントになる。ジャンジャカ ジャカジャカ
V:ALL stem=up U:n=!style=rhythm! U:o=!style=x! M:4/4 L: 1/8 K:C V:G | nvA2 LnvAnuA nvAnuA LnvAnuA | nvA2 LnvAnuA nvAnuA LnvAnuA |
この大きなアクセント自体は、例えば以下のようなよくあるシンコペーションでは変化しない。ジャンジャカ ンカジャカ。細分化されたアクセントが移動しているだけ。
V:ALL stem=up U:n=!style=rhythm! U:o=!style=x! M:4/4 L: 1/8 K:C V:G | nvA2 LnvAnuA -nvAnuA LnvAnuA | nvA2 LnvAnuA -nvAnuA LnvAnuA |
わからないこと: バックビート一時的に本来のアクセントに移動する場合もあるのだろうか。その場合オンビートになるから、シンコペーションとは言わないのか? バックビートを基準にしてアクセントを入れかえるからこれもシンコペーションなのか?